進化

子供の時分から、私達はいくつかの種類の別世界についての本や映画に慣れ親しんで育ちました。しかし、あなたは、私達がなぜそれを好きなのか、を考えてみた事がありますか?

多分、私達は無意識のうちに何かを待っているのではないでしょうか。これらの質問の答は、フェーズによって心を動かされた作家による沢山の映画や本や絵の中に見つける事ができます。

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一番良く知られている例は、主役のレオナルド ディカプリオのもとで、フェーズの実践者たちが、どうにか他の人間の心を盗み出す、という事が描かれている、クリストファー ノーランの映画、「インセプション」です。

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ウェス クラベンの伝説的な恐怖映画、「エルム街の悪夢」では、ロバート イングランド扮する精神病者が、フェーズの世界で自分の犯す殺人を夢想します。

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ワコウスキー兄弟の映画、「マトリックス」は、キアヌー リーブス扮する主人公が救わなければならない人類を、全員、科学技術的に支配し、組み込んだとして、フェーズを披露しています。

芸術や文化ヘのフェーズの深い浸透を、どう説明する事ができるでしょうか。私達が生まれながらにして持っている物の一部を使うという能力でしょうか。しかし沢山の理由でそれを拒否しています。

無意識的には、何もかもが可能であるという世界に入る事ができる、という事に人々は気がついているようです。けれど、これらを毎日の生活の中で成し遂げる事が出来るでしょうか。そう、多分無いでしょう。そして結果として、作り事だと思おうとします。

「だからと言って」それは起こりません。あなたがそれをするかしないか、という実践でもありません。私達の未来です。人々は日中働きに行き、夜は起きたままでいる一方で、フェーズの世界で第二の生活を楽しむ世界を想像してみて下さい。

その中では、全ての感覚は日常の世界のそれよりももっと強烈で、しかも肉体的な限界は存在しません。実際の世界で得る事の出来ない無い物でも、フェーズの世界の人々は、旅行や情報収集や、傷の癒し、創作意欲の発達、欲求の自覚、などを行う事ができます。

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しかしどうすればこれが起きるのでしょうか。そのような出来事の最初の過程は、意識の自然な発達です。フェーズは、レム睡眠中の脳の前頭葉の活動化により特徴づけられる、という理由があります。脳のこの部分は、人間が他の霊長類よりずっと自意識が強く、そしてより進化している原因です。

人間の脳が意識や自己認識の発達を始めた時期がありました。数千年をかけて、この人類独得の現象は進化し、覚醒状態を引き継ぎました。一方で、意識はどんどん発展し、脳の、内に秘めた力を使い始めました。

ある時点で、ついにコップが一杯になりました。意識は単に覚醒状態の中から閉め出され、一番近い生理的な状態、レム睡眠へと延びていきました。これが新しい混成状態、フェーズへと導きました。

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意識の発達は、20世紀に最も飛躍しました。この過程は、科学、近代的な通信手段、テレビ、コンピューター、インターネットに影響を受けました。レム睡眠の中に意識が同様に速度を上げて拡張しました。

もしもフェーズの存在が別の現象に属するのでなければ、人々は夜ただ眠っているかわりに、生活の一部をフェーズで過ごしている可能性が高いのです。これは私達の発達を阻みます。私達の使命は、この間違いを正す事です。

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フェーズは、私達皆が、既に生まれつき持っている、生来の才能なのでしょうか。もし人々が、この才能を小さな子供の頃から発達させると、どうでしょうか。子供達は、しばしばフェーズのような現象について語りますが、大人になるにつれ、それを忘れてしまいます。子供は6歳までに話せないと、話せないままになってしまいます。おなじ様な間違いがフェーズにも起きているのではないのでしょうか?